科目別学習法
勉強全体の総論
私は学習法を日々開発しており、確実に効果が出る学習法を提案しています。学校に通う生徒を想定しており、無理のない範囲から少しでも始めてもらえるのが、私の学習法の特徴です。
私自身は「ゲーム」として、高校生活での勉強や、大学入試対策を楽しんでおりました。せっかく学校で習った内容が、放課後になれば頭空っぽになっており、もう一度やり直すしかない、なんて無駄なことはしたくありません。覚えたものは、さらに上手く使えるように練習しなくてはいけません。
無駄なく、いかに学習を詰め込み、儀式や作業を無くし、忘れたものを覚えるまで暗記を繰り返し、素早く引き出せるように練習し、そして、いかに早く目標得点に到達し、確実に合格するか、ということに徹底して拘っていました。そのことが学習法にも反映されていますが、多くの人に使えるようにアレンジしてお伝えしています。
学生の本分は勉強です。大事なことは、学校を上手に活用し、学習効率を高めて無駄な時間を減らし、浮かせた時間で自分の人生を切り開くための活動に充てることです。目標達成に対する要領の良さを身に付けるのに、受験に向けた勉強はうってつけなのです。
この習慣が長続きするように意識して実行していたことなども余すところなく指導の中ではお伝えしております。これは時間のない現役生だけでなく、浪人生にも有効です。なぜなら時間がある限り一気に学力を上げていける学習法だからです。
英語
基本的な英単語の暗記と、英文法の単元別学習を一通り行うことが最初の目標です。学校に通いながらでも3ヶ月程度で大学入試の全範囲を終えることはできますが、全体像の理解は勉強の初期段階ほど大変です。
ここで挫ける人が一番多く、基礎段階に半年以上かかってしまう人も珍しくありません。何しろその間は努力が点数にあまり反映にしないから、つまらないのです。
英文法と、ある程度の単語数を習得したら、英文解釈の学習を進めます。英文解釈が志望校レベルまで到達するまで、長文読解の本や英文法演習の本を行き来しながら進めます。問題を解きながら、読解・文法問題の根拠を書き記す練習をします。
この基礎の練習の間に「音声を通じたインプットとアウトプット」を徹底することが語学においては非常に重要になるため、何度も強調します。ぜひ音読やリスニングに取り組んでください。普通の英文を、たくさん読んでほしいです。大学入試とはいえ「読めれば解ける」のは真だからです。
読める文章が志望校レベル近くまで到達したあとは、英作文の学習をしたり、過去問等を使いながら添削および解説を行い、解答力、得点力を高めていきます。
直前期には、志望大学の問題形式に合わせた演習を、過去問も使いながら仕上げに行います。英作文があるなら例文暗記、発信型の英文法の復習、語彙選択の練習など、英作文の対策も行います。
具体的な学習メソッド
英文法と英文解釈
まずは文法用語を正しく理解し、一文一文の構造を正確に把握し、意味をとらえる「英文解釈」の力を養います。これが全ての土台です。
語彙・語法・熟語など「多彩な表現の習得」
英単語は、単語の意味だけでなく、使われ方(語法)もセットで覚えます。毎週、単語テストを通して解説する時期もあります。到達レベル・目標レベルに応じて、表現を覚える教材は変わってきます。
多読・音読を通じた「音声による理解」の重視
正しい読み方が身についたら、大量の英文を読み込みます。英検の合格を狙っていくのも良いでしょう。音声を通じた読解・解釈、自ら発声できるだけ英語と一体化することで、処理速度(速読力)とリスニング力を飛躍的に高めます。
数学
数学ができない人の問題点のほとんどは「闇雲に勉強をしている」「数学苦手コンプレックスの解消が目的になり勉強になっていない」ことです。大量に課題を出され、訳もわからず問題を解かされ、先生の解説もわかりづらく、わからないことを嫌味に言われる科目、という感想を苦手な子・成果が出ていない子のほとんどが口にします。そのため、数学を勉強する上で、何を目標にするかをまず設定します。
多くの場合、出される問題の全てを解けるようにする必要はありません。共通テストだって、難関大志望者でなければ6〜7割で十分、大学によっては1Aのみを6割取れれば十分なはずです。他の科目で代替できる場合も少なくないでしょう。
解けるにこしたことはありませんが、入試本番でだって全部解けた試しがないはずです。あなたが苦手と自覚があるなら、中学の時や高校入試の時からそうだったはずでしょう。
ですから、入試合格に必要な得点を把握して、そこを逆算して狙うように普段の勉強を構成していきます。その目安や基準が設定しづらいのも、苦手な子の特徴ですから、私と一緒に考えていきましょう。
また、単位数の都合ではありますが、ほとんどの生徒にとって、学校では数学の授業や課題をやる時間がどうしても多いです。そこを活かすような学習の仕方にすることが、3年間を無駄にしないためにも大事なポイントです。
逆に、数学に自信のある人も、その解ける快感から数学に大量の時間を割きすぎる傾向があります。「数学に時間を割きすぎない」というのは、いずれの場合にしても非常に大切な発想になってきます。
具体的な学習メソッド
基礎計算力の徹底
計算でつまづいていては、思考に時間を割くことができません。迷わず手が動くレベルになるまで、基礎計算を反復練習します。
公式理解と解法暗記
「なぜその公式が成り立つのか」を言語化できるレベルまで理解します。その上で、入試頻出の典型問題(パターン)を網羅的に学習し、解法の引き出しを増やします。
文系数学
文系数学の目標は「典型解法を素早く引き出し、記述答案として書き切れる」状態になることです。公式がある程度入っていても模試で手が止まる段階は、「何となく見た」だけで解法が理解できていないことが多い原因です。解答を一言一句覚えるのではなく、「なぜその公式を使うのか」「問題文のどの条件から導かれるか」を理解した上で、白紙で再現できる状態にすることが目標です。
入試問題には2種類あります。「問題形式から使う解法がわかる典型問題」と「問題文を読んで何をすべきか自分で読み取る実戦問題」です。インプット段階では前者の解法を覚えることが目的ですが、アウトプット段階では後者の練習が必要です。この区別を意識すると演習の方向性が明確になります。
答案を必ず書く習慣を作ってください。頭の中だけで考えて終わりにせず、問題文の条件・使う公式・論理のつながりを紙に書き出します。この習慣がないと自分のどこで詰まっているかが分かりません。私大専願でも難関レベルでは記述形式の要素が増えるため、早めに身につけてください。
具体的な学習メソッド
計算力を土台として確保する
文系でも、典型解法の理解とあわせて計算の正確さとスピードが得点を左右します。「文系だから計算は苦手で当然」と捉えず、基本的な計算を素早く正確に処理できる状態を保ってください。式変形・場合の数・確率などは計算ミスがそのまま失点に直結します。日々の演習でも答えを出して終わりにせず、計算過程の精度を意識してください。
「説明できる」まで解法を理解する
「見たことがある」という状態では少し条件が変わると手が止まります。問題文のどの条件からその解法が導かれるのかを説明できるまで理解してください。
答案を書く習慣を早めに作る
問題を頭の中だけで解く習慣だと、どこで詰まっているか把握できません。問題文の条件・根拠・論理を紙に書き出す練習が、本番力に直結します。
インプットとアウトプットを区別する
解法を覚えるフェーズと、実戦形式で自力で考えるフェーズは教材も取り組み方も異なります。今どちらをやっているかを常に意識してください。
理系数学
理系であっても、まず計算スピードと精度を確認してください。「文系よりはできる」という自己イメージが計算の遅さへの自覚を妨げることがあります。インプット教材は、高1〜高2前半であれば青チャートなどの網羅系問題集を学校の進度に合わせて進められますが、高2後半以降で挫折した場合はコンパクトな問題集(松田のType100)を優先します。
解法暗記は、解答の文字列を覚えることではありません。論理を理解しながら「自分の言葉で説明できる」状態にすることが目標です。なんとなく記憶と照合する曖昧な状態では、少し条件が変わった問題で止まります。数学ⅢCは教科書レベルがそのまま出題される大学もあるため、教科書の例題・章末問題の完全習得を優先してください。
アウトプット演習では時間を計って自力で考え、答案を書くことが重要です。インプット用とアウトプット用は使い方が異なります。難関大では「なぜこの考え方を使うのか」を説明できるレベルが求められ、問題文を正確に読む読解力も合否を分けます。
具体的な学習メソッド
計算力の確認から始める
理系であっても計算スピードと精度に問題があるケースは多い。公式の使い方を含め、迷わず手が動くレベルを確認してから次の段階へ進んでください。
数学ⅢCは教科書を先に完全習得
地方国公立・有名私大では教科書レベルがそのまま出題されます。難しい問題集に先を急がず、教科書の例題・章末問題から完全習得を優先してください。
インプット・アウトプットを明確に区別する
解法を覚えるフェーズと、時間を計って自力で考えるフェーズは別物です。インプットが不十分な状態でアウトプット演習を積んでも効果は限られます。
国語
現代文
現代文は「やってない」のがそもそもの問題
なぜか現代文を放置する受験生は絶えません。特に地方公立高校で国公立志望という生徒は現代文を蔑ろにしがちです。現代文は適切にやれば確実に伸ばせる科目です。
現代文学習の基本は、大前提の「国文法の習得(論理・論理表現の習得)」(問題ない場合は飛ばしていい)をやってもらったあとは、「読みならしを兼ねた問題演習」「語彙・テーマの習得」→レベルに応じて「読解方法の習得」を行う、です。
レベルに応じて中学レベルからでも戻って学習します。国文法の使い方、基本的な論理について復習します。実はそもそもの話、言葉のルールがよくわかってない、ということはありがちです。各県でトップレベルの普通科に在籍している場合は別にしても、少しでも怪しい場合には高校入試レベルの現代文の教材と向き合うのをお勧めします。
同様に、現代文が苦手だ、という人のほとんどは、論評的・説明的な本と向き合った経験が少ない場合が多いです。そのため、何冊かの入門的な現代文の教材で、そういった種類の文章と向き合う場面を作るのも大事です。
語彙・テーマは、学校でそれなりにやっていくと思います。しかし、3年間でやれる教材数が多くないことと、教科書でやったことすら覚えていない生徒が大半です。語彙は日々触れていないとすぐに忘れますし、時間制限がきつい大学受験ですから、コンパクトにまとまっている語彙・テーマ本を活用しましょう。
まずは基礎・入門レベルの現代文演習から入って、語彙を充実させながら、ある程度まで読み慣らしをしていくだけで対応できるレベルは多いです。一方で、ハイレベルな大学を目指す場合には、読解法の本を通じて、題材や表現のレベルに負けない読解の力をつけていく必要があります。それぞれの志望大学の過去問や、同レベルレベル・同形式の問題集に到達するように、たくさん問題演習を重ねていきましょう。
具体的な学習メソッド
まず読んでみる、解いてみる
入門レベルの論説文を、書いてある通りに読めるか。問題の要求にストレートに答えられるのか。現代文という問題に向かう基礎的な姿勢が取れるかどうかをチェックしながら進めましょう。
漢字・語彙の学習
言葉をよく知らないと、文章を読解するスピードも質も劇的に下がります。わからなくても読める、などと驕らずに、漢字と語彙のチェックを定期的に入れるようにしましょう。問題演習中に出てきた知らない語彙・漢字は本番での武器になります。
読解法の習得
ハイレベルな大学を目指す場合には、単に演習のみをこなすだけでなく、演習によって培ってきた読解法を、よりハイレベルで複雑な論説文でも対応できる形に鍛えていきます。ここで読解法の本が活躍します。
古文
古文は基礎知識の習得 + 活用が鍵
「語彙・文法・句法」「読解方法」「古典常識」が古典学習のポイントです。
語彙・文法・句法は、講義系の本やコンパクトなまとめ本を活用し、実際の文章でどのように使われるかも合わせて学んでください。苦手意識があったり、ほとんど忘れている、ということであれば、できれば手を動かせるノート系の教材を使用して、素早く覚えるべきものを覚えていってください。
読解方法の学習を進めて、古文の文の作り、文章展開のパターン、文法や語彙などをどう活用して読み進めていけば良いかを学んでいきます。この段階でも、文法は適宜復讐してください。漢文は、句法系の本の中でいちどに扱うことが多いので、一冊で済んでしまいます。
古文常識は、古文常識系の本を一冊と、志望校のレベルに合わせた多読教材を読み込みながら覚えてください。高得点を目指す場合、ただ問題集や過去問を解くだけでは触れる文章の数が少ないです。何しろ、英語に比べれば頻出である作品の量は決まっている(さらに、永久に新刊は出ない)ので、読めば読むほど、ストーリーの展開や内容の似通った感じなど掴めてきます。
ある程度読みこなすことができてから、過去問や、基本的なレベルから志望大学に合わせたレベルの問題集に到達するように、たくさん問題演習を重ねていきましょう。
具体的な学習メソッド
文法の学習
用言から始まり、助動詞の接続・活用・意味、そして助詞・敬語など、決まった範囲をまずは学習し、それぞれのレベルの読解に活かせるまで復習しましょう。
演習量を充実させる、単語を入れていく
そもそも皆さんは古文の演習をさほどしてくれません。国語こそ、数学と同じく「演習量」が経験値として蓄積しやすい科目です。よく出会う単語をなるべく早く覚えてください。
学校の授業を活用する
ゆっくり数日かけて学習する古文の授業を無駄にしていませんか。せっかく覚えこもうとしている古文の知識が、予習の段階でどれぐらい活かせるのかチェックしたり、授業中にも先生が読むよりも前に自力で意味を追いかけたり解釈したりなど、積極的な読解姿勢が古文の力を高めます。
古文常識
当時の文化や習慣を知ることで、文章の背景を理解しやすくします。注釈がつくレベルのことでも「衣服」「建物」「階位」など分野だけでも覚えておくと、読解のスピードは上がります。また、「文学史」「仏教思想」の絡みで、日本史や倫理とも連動性があります。
漢文
漢文は、共通テストにおいて、最もコストパフォーマンスが良い科目です。覚えるべき句法は限られており、一度身につければ安定して高得点が狙えます。
また、私大入試においては、そもそも漢文が活用できる大学は多くないですが、ある場合には高得点を狙える科目です。
具体的な学習メソッド
句法のメカニズムの理解と暗記
再読文字、使役、受身、反語などの重要句法を、例文とともに理解して暗記します。
試験形式に合わせた読解練習
共通テストまでなのか、国公立大二次試験までなのかに応じて、演習するレベルを決めて繰り返し演習を行います。
理科
理科は、理系の場合は、受験直前の11月や12月になるまで全範囲が終わりません。このため、先取りして全範囲学ぶという学習スタイルを確立して欲しいです。特に難関大志望者にとっては死活問題です。ライバルである超進学校の中高一貫高校の生徒たちは、高校2年生までで英数国は全範囲終わり、理科の内容も高3の夏までには終わります。
分野ごとにインプット(用語の説明の暗記、理論の理解と暗記)の学習を行う。学習を進めながら、基本の問題集を用いて、理解するための最低限の演習を行う。
全範囲の入試問題集を用いて、基本レベルから目標レベルまで周回しながら上げていく。理科基礎はこの段階で終わりです。
難関大志望者は、難関レベルのインプットの講義本を必ず用意する。解けない問題については質問を積極的に行い、各分野の知識を、直感的・印象的な理解で終わらせていないか徹底的に詰めていく。
基本はこの3段階を経てもらいます。化学や生物はレベルが上がると問われる知識が増えていきますし、物理は同じ知識でもその聞かれ方が変わってきます。このため、どの科目選択をしている場合でも、本番レベルまで「入試問題」を通じた演習をしながら、必要なインプットをしていくことが必要になってきます。
理科は、自然科学の入り口となる科目群です。それぞれの科目は大きく特徴が異なりますので、その差を意識して勉強を進めてもらいたいと思っています。
具体的な学習メソッド
原理原則の理解(物理)
「なぜこの公式を使うのか」という原理原則を深く理解し、現象をイメージしながら式を立てる練習を繰り返します。
理論の土台固め(化学)
物質量(mol)の計算など、化学の基礎となる理論を完全にマスターし、無機・有機化学へと応用していきます。
物理
物理は感覚ではなく理屈で現象を捉える学問です。身体感覚に頼った理解では限界があり、「物理的な現象を自分の言葉で説明できる」という世界観の理解が土台になります。中学理科まではできていたのに高校物理で躓く人の多くは、感覚での理解に頼っているためです。
数学と同様に「図の書き方」「立式の仕方」「解答の運び方」を身につけていく必要があります。物理は出題パターンの数が数学より少ないため、インプットとほぼ同じ問題でアウトプットすることになります。ずっとインプットだけ・アウトプットだけという状態は避け、インプットが一通り終わったら目標レベルの入試問題集に入ってください。
難関大(旧帝大・早慶)ほど問題文が長く、読解力が問われます。高校内容で大学レベルの考察をさせる問題や、問題文の誘導が長い問題など、「自力で問題文だけから説明する」練習が必要です。解説を読んで理解するだけでは不十分で、思考過程を再現する練習が本番力につながります。
具体的な学習メソッド
現象を理屈で説明できる「世界観」の理解
感覚ではなく、なぜそうなるかを言語化できるまで理解を深めることが物理学習の核心です。現象の仕組みを自分の言葉で説明できて初めて、応用問題に対応できます。
解法パターンの型をセットで身につける
図の書き方・立式の仕方・答案の運び方をセットで覚えます。物理は出題パターンが少ないため、インプットとほぼ同じ問題でアウトプット練習することになります。
難関大は問題文の読解力が勝負
問題文だけから思考過程を自力で再現する練習が必要です。解説を読んで理解するだけでは、難関大の長文問題には対応できません。
化学
化学は「理論分野」を土台として、無機化学・有機化学へ進むのが基本です。学校の授業では高3夏まで全範囲が終わらない学校がほとんどです。学校の進度を待っていると、受験直前まで有機化学が残ります。3年生の夏休みには自力で全範囲を完了させ、入試問題の反復練習に入れる状態を目指してください。
化学は暗記量が多く、ゼロから受験前に詰め込む量ではありません。図録・資料集を必ず使い、視覚的なイメージを活用しながら覚えていきます。定番の反応式、周期表、イオン化傾向は試験開始直後に余白に書き出せるまで練習しておくと、参照するだけで解ける問題が増えます。
計算問題が苦手な受験生は多いですが、化学の計算の正体は「比と加減算」です。計算自体は難しくなく、解けない理由のほとんどは用語の定義を正確に覚えていないため問題文が読めないことです。演習を通じて「問題文を読解する」練習を積むことが解決策です。
具体的な学習メソッド
理論分野を先に固める
mol計算など化学の基礎となる理論を完全に習得してから無機・有機へ進みます。理論が固まれば、その後の学習は格段に進めやすくなります。
夏までに全範囲を自力で完了させる
学校の進度に頼らず先取りし、入試問題の反復練習に早く入ることが合格への道です。夏以降は暗記の精度と演習量を積み上げるフェーズに集中できます。
計算問題の本質は「問題文の読解」
化学の計算は比と加減算です。解けない理由のほとんどは計算力でなく、用語の定義理解不足による問題文の読解力不足です。演習を通じて読解力を鍛えてください。
生物
(下書き)生物全体の学習方針の概要をここに記載してください。
具体的な学習メソッド
頻出分野から優先して固める
(執筆予定)
用語は定義通りに説明できるまで
(執筆予定)
図録とセットで視覚的に理解する
(執筆予定)
物理基礎
(下書き)学習方針の概要をここに記載してください。
具体的な学習メソッド
計算より現象の理解を優先する
(執筆予定)
少数の公式を使いこなす
(執筆予定)
化学基礎
化学基礎は理科基礎4科目の中で最も手間がかかります。分子・原子・モルなど物理のようなイメージのしにくさがあり、計算問題もそれなりに出ます。看護・栄養系の学部では国公立・私立ともに化学基礎を必須にしている場合が多いため、その志望であれば早期に学習を始めてください。
インプットにはリードLightノート(化学基礎)など、まとめノートと問題集を兼ねたノート系教材が効率的です。教材を1冊に絞ることで情報が集約され、復習の際に迷いません。理解が難しい場合は「鎌田の化学基礎をはじめからていねいに」からイメージを掴んでください。
インプットが終わったら共通テスト形式の問題集で演習します。理科基礎は30分で15〜20問程度あり、単に覚えているだけでは時間内に解き切れません。時間を計って満点近くが取れるまで繰り返してください。
具体的な学習メソッド
4科目で最も手間がかかることを理解して早期スタート
物理のようなイメージのしにくさと、それなりの計算問題を兼ね備えた科目です。必要であれば早めに着手し、イメージ教材から入ることを迷わないでください。
ノート系教材1冊に情報を集約する
リードLightノートなど、インプットと演習を一冊でこなせる教材を軸に情報を一元化します。複数冊に情報が散らばると復習時に迷いが生まれます。
共通テスト形式で時間演習を積む
理科基礎は時間の余裕がありません。基礎固めが終わったら本番形式・本番時間で繰り返し演習し、速度と精度を同時に鍛えてください。
生物基礎
生物基礎は理科基礎4科目の中で最も暗記量が多い科目です。生物多様性に関する単元があるため範囲は実質無限大ですが、頻出を押さえれば合格点には届きます。「具体的なこと」を覚える科目なのでイメージがつきやすく、物理基礎や化学基礎に比べると暗記の取り掛かりやすさがあります。
用語を覚えるだけでは得点になりません。地歴と同様に、用語を定義通りに説明できる状態まで持っていく必要があります。図録も使いながら、視覚的なイメージと合わせて覚えてください。
学校では1年生で講義が終わってしまうパターンが多く、3年になってからの演習でろくな説明がないまま本番を迎えることが多い科目です。1年生のうちに受験用参考書を手に入れ、どのようにまとめて覚えるかの道標を早く持ってください。
具体的な学習メソッド
頻出範囲を優先して覚える
範囲は広いが、入試で問われる頻出項目に集中することで得点力は上がります。最初から網羅しようとせず、まず頻出から押さえてください。
用語を定義通りに説明できるまで
覚えた用語を正確に説明できて初めて得点力になります。用語だけ丸暗記して終わりではなく、仕組みや意味まで説明できるよう練習してください。
1年生から受験用参考書で先取りする
3年生での演習に備え、早めに全体像を把握しておくことが大切です。学校の授業と並行して受験用参考書を持ち、どう覚えるかの道標を作っておいてください。
地学基礎
(下書き)学習方針の概要をここに記載してください。
具体的な学習メソッド
暗記中心で短期完成を狙う
(執筆予定)
図・グラフの読み取りに慣れる
(執筆予定)
情報
情報は、基本的には高校1年生で習った内容がベースとなります。教科書や、やさし目の参考書を使って1つ1つの用語や考え方の理解をし、問題集を通じてそれらの言葉の暗記を行ない、本番形式の問題集に取り組みましょう。
他の科目と比べるとボリュームは多くありません。高校1年生で習った内容をよく理解していれば、覚え直すのに時間はかかりません。夏までの時点での共通テスト模試での出来具合に応じて、秋以降どれだけ時間を割くかを決めてください。
また、共通テスト情報Ⅰの配点は大学によって大きく異なります。0点(受ける必要はあるが、配点に入れていない)、10点、50点、100点と、大学・学部・学科ごとに違います。志望大学、受験候補の大学の配点予告を調べて、それぞれの大学でどれだけの点数が必要なのか、それに応じて目標点数を決めるべきです。
社会
歴史を選択している場合、学校の授業では受験直前の11月・12月になるまで全範囲が終わりません。公立高校であれば、ほぼ確定だと思ってください。そのため、先取りして全範囲を学ぶという学習スタイルを確立することが必要です。
学習の進め方は3段階です。①講義系の参考書や映像授業を使って全範囲を速く一周する。②要点ノートや空所補充・誤文訂正の問題集を使いながら、流れを意識しつつ向かう試験に応じて細かく覚えていく(地理は共通テストのみならこの段階で過去問演習へ移行)。③ある程度流れの中で答えられるようになってから、入試問題集を使って「どう問われるか」を入試問題を通じてインプットしていく。難関大になればなるほど、同じ知識でも問われ方が変わってきます。
社会科は社会科学・人文科学の入り口となる科目群です。用語をただ覚えるだけの学習で済ませてほしくありません。コンパクトな問題集・参考書を活用しながら、興味に応じて深掘りしていくよう案内します。
日本史
日本史の学習は、通史のインプットが最優先です。学校の授業ペースを待っていると、受験直前の12月になって近現代の参考書を1から読み直すことになりかねません。3年生の夏休みまでには自力で通史を完了させ、入試問題の練習に入れる状態を目指してください。
多くの受験生が一問一答中心で暗記を進めますが、これは非推奨です。高校生になると単純記憶よりエピソードやストーリーで覚える方が定着しやすくなります。ストーリー重視の暗記帳を中心に進め、一問一答はその後に細かい部分を補う目的で使うのが向いています。
共通テストでは用語を正しい時代の「箱」に入れて引き出せるかが問われます。私大では問われ方が見慣れないだけで用語自体は知っているケースが多く、演習量が鍵です。国公立論述では教科書的な記述を覚えて説明できるようにすることが近道で、自力で考えて書くより良質な記述を暗記していく方が論述力は上がります。
具体的な学習メソッド
夏までに通史を自力完了
学校の授業ペースは受験に間に合いません。1・2年生のうちから講義系テキストで全範囲を先取りし、3年夏には演習フェーズに入れる状態を作ります。
ストーリーで覚え、演習で定着させる
因果関係と流れを意識したストーリー重視の暗記が定着率を高めます。インプットだけでは得点力は上がりません。問題集を通じた演習を並行させ、「問われ方への対応力」をつけていきます。
試験種別に戦略を変える
共通テスト・私大・国公立論述では問われ方がまったく異なります。それぞれに応じた教材と演習の比重で対策を組みます。
世界史
世界史探究も日本史と同様、学校の授業ペースでは受験に間に合いません。3年生の夏休みまでに全範囲の通史インプットを完了させることが最初の目標です。
世界史は出てくる時代と地域の幅が広いため、全範囲がある程度仕上がるまで点数が上がりにくい科目です。しかし、ある程度仕上がってしまえば安定して点数が取れるようになります。各地域・各時代のストーリーがはっきりしているため、展開を理解して覚えると思い出しやすいのです。
単独で用語・年号だけを問われる問題は世界史には存在しません。必ず他の用語との関連や歴史の流れの中で問われます。用語暗記はストーリーと因果関係とセットで進め、一問一答だけに頼るより通史対応の暗記問題集を使いながら覚えることを優先してください。通史インプットと用語暗記が終わってから、同時代の他地域との対応(ヨコから見る世界史)や地図問題対策を加えていきます。
具体的な学習メソッド
夏までに全範囲通史完了
学校任せでは間に合いません。講義系参考書で早期に一周し、3年夏には用語暗記と演習フェーズに入れる状態を目指します。
ストーリーと因果関係で覚える
必ず他の用語との関連・流れの中で問われます。一問一答の丸暗記より出来事のストーリーを意識した暗記が定着率を高め、論述にも応用できます。
情報を一元化する
教材が増えると情報が散らばります。インプット用テキストかノートを中心に全情報を集約し、その一冊を持ち歩けばいつでも復習できる状態を作ることが目的です。
地理
地理は暗記科目ではありません。「なぜここに砂漠があるのか」「なぜこの国で小麦が採れるのか」という地理的要因(地形・気候・位置など)からあらゆる事象を説明できるようになることが核心です。共通テストの初見データ問題も、地理的思考が身についていれば知識と組み合わせて対処できます。
歴史より覚える量は少ないですが、付け焼き刃では太刀打ちできません。良質な講義系参考書で「考え方」をインプットするのに時間をかける必要があります。必要な学習は①地理用語と地理的思考の習得、②問題演習を通じた思考枠組みの強化、③頻出統計データの把握の3つです。
地理は理系向きと言われますが、論理的な思考を使わずに高得点は取れません。数学でしっかり論理的な頭を使えているなら、地理でも同じように地理的思考を鍛えていけます。逆に、全科目が低い中で「他より数学が少しできるだけ」の場合は、思考力が要求される問題では苦戦します。
具体的な学習メソッド
地理的思考が得点の核心
「なぜ」を地理的要因(位置・地形・気候)から説明できるようにすることが地理学習の本質です。知識の丸暗記だけでは共通テストの初見データ問題や論述に対処できません。
考え方のインプットに時間をかける
山岡の地理B教室、村瀬のゼロからわかる地理Bなど、講義形式で地理的理屈を解説している参考書を使い、地理的思考の枠組みを丁寧に積み上げていきます。
公民
公民(公共・政治経済・倫理)は、歴史科目と異なり通史の暗記負担が少なく、他科目との兼ね合いで短期間での習得を目指しやすい科目群です。
政治経済では、日本国憲法・選挙制度・財政・金融などの制度を正確に理解することが基本です。似た概念を混同しないよう整理して覚えることが重要で、特に経済分野は仕組みの理解なしに用語だけ覚えても問題で使えません。倫理では、古代ギリシャから現代思想まで各思想家の主張を時代・地域ごとに整理し、「なぜそう考えたか」の理解が定着につながります。
政治経済は出題に時事的な要素が含まれることが多く、日頃のニュースへの関心が得点力に直結します。公共は現代社会・政治経済の横断的な内容として扱われ、範囲が広い分コンパクトな教材で全体像を把握してから演習に入るのが効率的です。
具体的な学習メソッド
制度と仕組みを正確に理解する
政治経済では憲法・統治機構・財政・金融など、制度の構造を正確に把握することが基本です。用語を覚えるだけでなく「どう機能するか」まで説明できるようにします。
思想家と主張をマッピングする
倫理では、誰がどんな問いに対してどう答えたかという思想家の主張を、時代・地域ごとに整理します。単純暗記より「なぜそう考えたか」の理解が長期記憶につながります。