ドリームラーナーズの石原です。浪人において「現役時代の偏差値よりも〇〇アップ!」という形式的な目標を定めても、将来の夢がない状態だと勉強が長続きせず、結局一年かけて現状維持に終わるという生徒が少なくありません。
将来の夢がない勉強は、なぜ浪人生活で長続きしないのでしょうか。
目先の達成感に気をとられてしまうから
浪人が決まった4月ごろには勉強する意欲に満ち溢れ、毎日勉強一色の生活を送るというのはよくあるパターンです。周囲も安心し、本人も満足できます。しかし人間の心は、急激な変化には適応しきれません。
5月ごろになると、ガタっと勉強するペースが落ち始めます。勉強しようとしても他のことに気をとられてしまう日が続くようになり、特にゲームの制覇や漫画の読破に熱中する生徒は少なくありません。
これは、人間の心が元の状態を保とうとしているとも言えます。高校時代には勉強以外にも生活の充実がありました。会話を楽しんだり、部活動に汗を流したり、学校行事で一体感を味わったり。そうした充実をかなぐり捨てて勉強一色にしてしまうと、心がバランスをとろうとしてゲームや漫画といった短期で得られる達成感で生活を埋めようとするのです。
将来の夢があれば勉強に充実感を見出せる
将来の夢があれば、時間的には勉強一色だったとしても「将来の夢への前進」という充実感の中に勉強が組み込まれます。
たとえば、将来建築の仕事をしたいのであれば、数学は直接役に立ちますし、一見無関係な古文も歴史を越えて愛される表現とはどういうものかを考えるうえで役立ちます。生物であれば、人間中心の設計思想の入り口に触れることができます。
目の前の勉強を受験のための作業にするのではなく、「将来の夢の練習」だとマインドセットすることで、身の入り方が変わってきます。
将来の夢のために「人と会う」という行動
浪人生活は勉強一色のイメージを持ちがちですが、実際にはそれ以外の時間をどう使うかが大事です。特に将来の夢がまだはっきりしていない人は、浪人しながらでも人と会う時間をつくって夢と向き合う努力が必要です。
「そんな暇があったら勉強したほうが」と思うかもしれませんが、ずっと勉強し続けることは不可能です。人と会って将来の夢を育てる時間と、勉強時間は対立するものではなく、一体になって成り立つものと考えてみてください。
将来の夢がある人も、人と会う時間を確保したほうがよいでしょう。特に、自分が目指す方向の先を歩んでいる人と話すことが大切です。その人の経験から、目の前の勉強と将来の夢を結びつける道筋が見えてくることがあります。
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