ドリームラーナーズの石原です。今回は、「勉強のやり方がわからない」「何から手をつけていいかわからない」という人に向けて書きます。
「効率的な勉強法」は存在しません
最初にはっきり言っておきます。誰にでも通用する「効率的な勉強法」は存在しません。
ネットや本で「この勉強法で偏差値が上がった」という話はたくさん見つかりますし、塾の広告でも「効率的な勉強法を教えます」とよく謳われています。でも、それがあなたに合うかどうかは全く別の話です。人によって得意・不得意は違いますし、今の学力も違います。誰かにとって効率的だった勉強法が、あなたにとっては非効率的だということは普通にあります。
では、自分に合った勉強法はどうやって見つけるのか。それは、自分で試行錯誤しながら編み出していくしかありません。最初から完成された勉強法を手に入れようとするのではなく、やりながら自分で調整していく。その過程そのものが、勉強する力を育てていくのです。
まず「やる・やらない」の二択で済む勉強から始める
とはいえ、勉強に不慣れな状態でいきなり「工夫しろ」と言われても困ると思います。
だからこそ、最初に取り組むべきなのは、できるだけシンプルな勉強です。具体的には、英語なら英単語の暗記、国語なら語彙の強化、数学なら計算練習です。
なぜこの3つなのか。理由は2つあります。
1つ目は、テストの点に繋がりやすいからです。英文法のルールを覚えても、単語がわからなければ文章は読めません。数学の公式を暗記しても、計算でミスしていては正解にたどり着けません。単語や計算は、覚えた分・練習した分だけ目に見える成果になります。成果が見えると、勉強を続ける気力が生まれます。
2つ目は、シンプルだからこそ「工夫」が生まれやすいからです。英文法の勉強法を工夫するのは、ある程度勉強に慣れていないと難しい。でも、英単語の暗記なら「書いて覚える」「声に出す」「寝る前にやる」「テストで確認する」など、自分なりに試せることがたくさんあります。
この「自分なりに試す」経験が大事です。最初は手こずっても構いません。どうにかして覚えよう、どうにかして解こうと試行錯誤するなかで、自分に合ったやり方が少しずつ見えてきます。
「知っている」と「使える」は違う
もう少し踏み込んで説明します。
英文法を一生懸命勉強しても、すぐにはテストの点に繋がりにくいと書きました。これは「ルールを知っていること」と「ルールを使えること」が違うからです。
サッカーのルールを完璧に覚えても、試合でボールを上手く蹴れるわけではありません。それと同じで、文法のルールを覚えても、実際の英文のなかでそれを使いこなすには練習が必要です。
一方、英単語の暗記は「知っている=使える」に近い。apple という単語を覚えれば、文章のなかで apple が出てきたときに意味がわかる。このシンプルさが、勉強に不慣れな段階では重要です。
数学の計算練習も同じです。分数の計算、方程式の計算といった基本的な操作を正確にできるようになれば、それだけで解ける問題の範囲が広がります。
勉強の工夫ができるようになると、すべての科目に効く
基本的な勉強を通じて「自分なりに工夫する」経験を積むと、その力はほかの科目や、もっと難しい内容に取り組むときにも使えるようになります。
「この覚え方だとすぐ忘れるから、別のやり方を試してみよう」 「昨日やったのに今日できなかった。もう一回やり直そう」 「朝の方が頭に入りやすいかもしれない」
こうした試行錯誤の習慣は、英語だけでなく理科や社会、数学の応用問題にも効いてきます。目の前の課題を、どうにかして上手くやってのける方法を自分の頭で考える。この習慣こそが、学力の土台になります。
遠回りに見えるかもしれません。でも、基本的なところで「自分で工夫する」経験を積んでおかないと、いつまでも誰かに勉強法を教えてもらわないと動けない状態が続いてしまいます。
まず始めてみてください
勉強のやり方がわからないという状態は、恥ずかしいことではありません。わからないなら、まずシンプルなところから始めてみてください。やっていくうちに、自分で気づくことが増えていきます。
具体的な各科目の進め方は、以下の記事で詳しく書いています。自分に関係のある科目から読んでみてください。