ドリームラーナーズの石原です。今回は予備校の活用について書きます。
予備校に入ったらそれでOKということはありません。当然ながら活用しなければ無用の長物になってしまいます。予備校に通っているだけでなんとなく安心してしまう浪人生は少なくありませんが、活用の方法をわかっていないだけで、ぼんやりしているわけではないことがほとんどです。
予備校の選び方についてはこちらで解説しています。ここでは、選んだ予備校をどう使い倒すか、3つの視点を紹介します。
①授業中の「自習のポイント」を実践する
高校では課題が出されていましたが、予備校では本人の自主性に委ねられることが多く、授業中に「自習のポイント」として指示が提示されます。具体的には「この部分は授業では簡単に扱ったが、さらに理解を深めるならこういう勉強をしてほしい」「考えなくてもできるレベルまで定着させるなら、こう練習してほしい」というような形です。
このような指示を素直に実践することが、学力の伸びにつながります。逆に、授業を受けるだけで自習は自分流に固執すると伸び悩みます。勉強はある程度ルーチン化されている方が、計画そのものに頭のリソースをとられず淡々と続けられます。まずは講師の指示をやってみるというルーチンが有効です。
「予備校の授業がわかりにくい」と感じることもあるかもしれません。ただ、入校後に予備校を変えることは難しいのが現実です。現在の環境を生かすために頭を使う方が得策です。まずは予習・復習の不足など自分に原因がないか確認し、講師の指示に忠実に従うところから始めてください。
②質問の前に授業をしっかり聞く
わからないことを質問できるのは予備校の重要な価値のひとつです。ただ、質問する側の準備が整っていないと講師も答えにくいです。「予備校の講師が質問に答えてくれない」と感じる場合は、質問の内容を見直してみてください。
まず「授業をしっかり聞く」ことが質問の前提です。「授業でここまでは理解できたが、ここから先が納得できない」という形で、授業の内容に沿って疑問を整理してから質問すると、講師も回答しやすくなります。
なお、自習で生じた疑問については、それを受け付ける専任の指導員がいることが前提です。予備校によっては授業に関する質問のみ受け付ける場合もあるため、どの範囲の質問に応じてもらえるかは事前に確認しておいてください。
③面談には謙虚な姿勢で臨む
浪人生が持つべき基本的な姿勢として、「自分は学習方法がまだ身についていなかったから浪人した」という認識を持つことが大切です。これはコンプレックスをかき立てるためではなく、その認識が改善に向けた行動を生み出すからです。
そのような前提に立てば、面談で受けた指導に対して「教えてもらえてありがたい」という姿勢が自然に生まれます。お客様意識のような尊大な態度で臨んでも、自分の課題と向き合えないままになってしまいます。至らない点を指摘されたとき、まずそれを受け入れてみる姿勢が、予備校を効果的に活用するための出発点です。
どうしても予備校とうまくいかず行き詰まっている場合でも、まず「自分で環境を最大限に活用するにはどうするか」を考えてみてください。入校時に年間契約を結んでいることが多く、途中での変更が難しいのが現実です。不満を環境のせいにするより、できることを探す方が合理的です。